共通テスト「英語」を解いてみて&英語教員の挑戦「ビジネスコネクトコース」を受講する

Homan由佳の英語で仕事力アップ

共通テストの「英語」を実際に解いてみて

皆さん、ご無沙汰しております。お元気ですか。

今年も大学入試の時期になりました。1月の大学入試共通テストを皮切りに徹底的な感染防止対策をしながら、大学入試が3月まで各地で実施されています。今年からセンター試験が廃止され共通テストが導入されたわけですが、英語も出題傾向が少し変わりました。

発音やアクセントの問題と語句の並べ替えがなくなった代わりに、読解問題の量が確かに増えました。リスニングでは音声を聞けるのは1回のみ、TOEICテストの傾向に近づいている感じがしますね。

こちらの記事を読むと新しい出題傾向に賛否両論があるようです。
「使える英語」出題内容が様変わり 共通テスト、懸念も

共通テストの「英語」を実際に解いてみました。リーディング関しては、複数の図表など資料を比べながら解答する問題が多く、測定されるのは情報処理力と速読力という感じがしました。もちろんこうした能力も重要なのですが、以前ブログで書いたように、読解力向上には「ざっくり読み」だけでは片手落ちで、「じっくり読み」ができる精読(熟読)力も必要です。

この意味では、共通テストの英語には、内容を深く理解して解答するタイプの問題も加えるべきではないかと感じています。

また、私は将来のインターネット入試の導入にも賛成です。コロナ禍の緊急事態宣言下での大会場での試験実施は、受験生を含む関係者全員の高い危機意識と協力体制でなんとか乗り切っていますが、関係者は受験生の不利にならないよう(それでなくても、記述式問題などの混乱で昨年から高校生は振り回されてきましたから)、どれほど神経を擦り減らしていることか。TOEICのL&Rテストもインターネット受験がスタートしていますし、ネット入試導入に後ろ向きになる理由は(英語の場合)今のところありません。是非前向きに検討してもらいたいと思います。

これから英語ビジネスライティングコース「Business Connections」を受講します

さて、もう一つの近況報告です。私ホーマン由佳は、ジーワン・コミュニケーションズ の英語ビジネスライティングコースを受講することにしました。

英語教員がライティングコースで学ぶと公言するのは、プロとしてはちょっと恥ずかしい気もしますが、実はワクワクしています。私がこれまで大学で担当してきた科目は、圧倒的にリーディング、リスニング、スピーキングが中心なのですが、今の大学に勤務する前まではアカデミックライティング指導もよくやっていました。

しかしながら、ライティングの授業を担当する日本人講師はネイティブ講師と比べてどうしても越えられないハードルがあるように思います。私の場合、なんというか、添削しながら100%の完全指導ができないモヤモヤの感覚が残ることがあるのです。そのせいか、ほとんどの大学ではライティングはネイティブ講師が担当する傾向があります。

アカデミックライティングコースでは、学生は最終的には英語で卒業論文を書くために必要なライティングスキルを身につけることが目的となります。その基本となるのがパラグラフライティングの指導で、各段落がロジックを使って構成されているかどうか、段落ごとのつながりがテーマに関連して書かれているかどうかが指導の重要なポイントになり、5ページ程度のレポート(エッセイ)を論理的かつ説得力を持って書く訓練をする授業内容です。

この点、パラグラフライティング指導は、ある程度「書く」訓練指導を重ねれば日本人講師でも十分効果的な授業展開が期待できます。逆に、書く指導訓練をしたことがないネイティブ講師の授業効果は非常に低いと言えます。日本人だからと言って皆が日本語の論文指導をできないと同じことですね。

一方、私が先ほど書いた「どうして越えられないハードル」という壁もあるので、言語そのものの使い方に関しては断然ネイティブ講師が適任となります。例えば、冠詞の使い方。a/anとtheの違いの基本ルールは理解していますが、私は未だに完璧には習得できていないと感じます。

また、これは英語で論文を書く場合にあるのですが、日本語の発想で書いてしまう表現に「意味はわかるけれど、自分だったら使わない表現」とネイティブの人にチクリと指摘されることがあります。文法的に全く間違いはないのに(言語面では適切)言葉の使い方(語用論的に不適切)ということになるわけです。

「書く力」、特にビジネス英語における書く力とはどういうものかを改めて学びたいと思います。また、錆びついているかもしれない自分自身のライティング力を磨くという副次的な効果も期待したい、そんな思いから受講を決めました。ジーワン ・コミュニケーションズのライティングコースの中でも、Business Connections(通称:ビジネスコネクト)コースは、受講生の学習レベルの目安は初中級から中級程度のレベルですが、「書く」を中心に「読む」「話す」「聞く」の4技能を盛り込んだプログラムなので、自分の教授法とも相性が良いので進めやすいと思います。

以下のページにビジネスコネクト・コースの受講記を記していきますので、こちらも併せてお読み頂ければ幸いです。

これまでブログでは「読む」ことをトピックに取り上げることが多かったのですが、ビジネスライティングコース受講を体験して今後は「書く」ことについても皆さんにお伝えして行きたいと思っています。英語教員が学生の立場になって学ぶとき、これまで見えなかったことが見える気がします。教員、受講生、添削者のチューターなど様々な視点から綴ってみようと思いますので、引き続きブログのご愛読よろしくお願いします。

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Yuka Homan

ジーワン・コミュニケーションズ取締役。立正大学教授。専門はメディア英語、英語教育。 仕事で英語と長く接してきた経験をもとに、英語を外国語として学ぶ者として、また英語を教える立場から日々感じることや、内面から女子力をアップするようなちょっとした知識もとりいれつつ、徒然なるままに書いていきたいと思います。
毎日の業務で遭遇するケーススタディを題材に明日から使える英語表現を

毎日の仕事のひとコマひとコマを題材に、ビジネス英語に必要な4つのスキル(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)を鍛えるビジネスパーソンの為の英語講座「ビジネスコネクト」をご紹介します。

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