Business Connections コース受講記6. Levels of Formality (形式的行為の水準)

Homan由佳の“Business Connections”コース受講記

ビジネス英語を習得するための心構え

今回はビジネス・コネクトコース受講記の最終稿です。8週間のコース受講は「ビジネス英語」を俯瞰して見つめ直す貴重な体験となりました。英語のライティング学習について改めて気づいたことが色々とあるのですが、それは主にビジネス文書を書くための技術や方法というより、ビジネス英語を習得するための心構えと言えるかもしれません。

もちろん、英語ライティングの習得には、正確な文章を書くために必要な「文法」の知識、実用レベルの「語彙力」、ロジックに裏付けされた「構成力」を鍛えるべきというのが持論です。

しかし、英語を母語としない書き手にとって、文字だけのコミュニケーションでは英作文の作業で手一杯、見えない相手に配慮しながら書くことを忘れがちです。精度の高いAI翻訳機は、ざっと文章を読んで理解するために活用するのは有効ですが、書くときの「配慮」の部分までは難しいでしょう。ビジネスライティングに配慮は必要ない、という考えもあるかもしれませんが、ビジネスだからこそ相手への心配りが必要だと考えます。この観点から、ビジネスライティングの重要な心得としてのformality (形式的行為)について掘り下げてみたいと思います。

formality (形式的行為)とは

formality は文字どおりformal(形式的、儀式的)の名詞形で、ライティングの場合にはlevels of formality (形式的行為の水準) という言い回しでよく使われます。読み手に対する丁寧さの度合いを意味し、ライティングのイロハと言えます。どのような文章でも書き手は「誰に対して何を伝えようとするのか」を意識するものですが、仕事上のコミュニケーションとなるとより慎重な対応が求められますよね。

日本語のformalityは「敬語」に集約され、尊敬語、謙譲語、丁寧語などが挙げられます。敬語は日本語ネイティブでさえ使い方に迷うほど複雑ですが、「日本にはいわゆる目上を敬うばかりではなく、相手を思いやり、相手を立てて自らはへりくだる態度を一定の言語形式に乗せて表す慣習がある」(文化庁HPより引用)とあります。私は日本文化に根ざした素晴らしい慣習だと思っていますが、敬語の使い過ぎが慇懃無礼な態度になって逆効果ということもあるので気をつけたいものです。参考:第1現代における敬意表現の在り方(文化庁:新しい時代に応じた国語施策について)

次ページでは、英語のlevels of formality (形式的行為の水準)とはどんなものか説明します。

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Yuka Homan

ジーワン・コミュニケーションズ取締役。立正大学教授。専門はメディア英語、英語教育。 仕事で英語と長く接してきた経験をもとに、英語を外国語として学ぶ者として、また英語を教える立場から日々感じることや、内面から女子力をアップするようなちょっとした知識もとりいれつつ、徒然なるままに書いていきたいと思います。
毎日の業務で遭遇するケーススタディを題材に明日から使える英語表現を

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